我が子が私立高校にむいてるのか、公立高校の方が良いのか?答えの出ない難題に悩んでいる親御さんも多いのではないでしょうか?選択の仕方、実体験をご紹介します。どなたかの参考になれば嬉しいです。
私立高校は11月頃に受ける中学校の試験結果で、おおよその受験校が決まります。この時期までにはおおよその答えを出しておきたいので、夏頃から学校のHPを見たり説明会に参加したりと情報を集めておくのがベストです!!
私立と公立の選び方を早速ご紹介していきます。
いきなりですが、本題に入る前に結論を言います!!
私立か公立かは・・・高校だけで決めない!!が私の答えです。
え?って思いました?
どういう事か、説明させて頂きます(笑)
まず私立・公立を決める前に質問です!!お子さんは、なりたい職業がはっきりしていますか?
これ、一番重要なんです!!
早い子は中学生のころから、○○になりたい!!と意識している子がいます!!○○という具体的な職種名までは出なくても、医療・音楽・映像・絵・スポーツ等々、方向性が決まっていますか?
なりたい職業・方向が決まっている場合
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
今、高校を選んでいると思いますが、もう少し先をみて下さい!!お仕事に関わってくるのは、どの高校に行くかよりも、どの大学に行くのかで考えると決め易くなります。自分が進みたい道に必要な事を大学4年間で学び、資格を取るなどを得て実際の職種に就ける事が多いです。それぞれの大学の学部を選択する事で取れる資格が異なります。
お子さんの進みたい道が大学に行かなくても良い、大学よりも専門学校に行く方が学べるといった場合には、公立高校を選択すればよいと思います。
流れはこうです ↓ ↓ ↓
step
1なりたい職業がある。進みたい方向が決まっている
step
2それを専攻で学べる大学を調べる・専門学校を調べる
step
3その大学に繋がっていける高校を選ぶ
この順で考えていく事をおすすめします✨
どの高校でも過去3年分ぐらいの大学実績が公開されています。HPに載っていない場合は、説明会などで手に入れる事が出来ます。大学の進学実績を元に、この高校は、○○大学に進める確率が高いなっといった基準で見ると良いと思います。
私立と公立で大きな差がでるのは、やはり指定校推薦・AO入試で大学に進学できる事例が多いと感じました。私立高校は連携している大学・繋がる大学が公立に比べると多いです。(もちろん学校のレベルにもよりけりな部分はありますが)
公立高校も大学ともちろん繋がりはあります。偏差値の高い公立高校ほど、私立と同等の繋がりはある様に感じます。
学校により、特別推薦等をどのクラスに優先させるかの基準もある様です。説明会などでズバリ質問しても良いです。
我が家には関係のない事だったので深堀は致しませんが、国立の大学を目指している方は、この例には当てはまりません(笑)
こっそり話・・・・
学校のレベルにもよるので、全て当てはまるとは思いませんが、
私立高校には偏差値によりクラス分けされている場合が多いです。特進クラスとか・・・。
学校の中でも極めて偏差値の高いクラスは、国立大学や有名私立大学へ進む子がほとんどです。そもそもレベルも意識も高いので、特別推薦・AO入試は学内選考から外れます。なのでこれを利用して大学に進学したいと思うなら、その学校の中の中間クラスや普通クラスにいる方が、この学内選考を獲得し易いです(笑)
一方、公立高校ですが(偏差値の高い公立は除く)、学校成績の高い子から特別推薦枠を獲得できます!!私立と逆ですね(笑)
このこっそり話、自分でいうのも何ですが・・・結構大事です(笑)
上記にご紹介した順で高校を選ぶ時に、このこっそり話も踏まえて、私立ならその高校の、どのクラスを選択するのか?公立なら、どの高校なら上位をキープしてその先の大学に繋げるのかっていう事を意識してください。
さてさてお次は・・・。
なりたい職業が決まっていない場合
正直、なにも決まっていないのに決めるのが一番難しいです。(うちがこれに当てはまりました笑)
step
1お子さんの性格・個性を分析
step
2大学に行くのか行かないのかの意思確認
step
3学校の校風に合うかどうかの見極め
詳しく見ていきます ↓ ↓ ↓
お子さんの性格・・・つまりコツコツ自分で勉強するお子さんは私立・公立どちらでも大丈夫かと思います。学校にもよりますので決めつけはできませんが、公立は本人の意識で入学後の勉強を頑張っていけるかがカギとなります。課題も多くないです。進学への意識付けなどは最低限は行ってくれますが、本人に委ねられている事が多い様です。私立は、学校全体がやはり進学させる方針のところが多いので、夏期講習が必須であったり、進学説明会。進学懇談などが行事として組み込まれていますので、早くから進学へむけての意識付けがあります。学校に大学の講師がお話に来てくれたり、大学を調べて論文を書くなどの宿題もあります。外部のテストも受ける必要もあり、外部テストを元に大学進学の判断・なりたいものを見つける分析が出来る様なカリキュラムになっています。授業の度に小テストが行われる科目もあります。カリキュラムに乗っ取って誘導してもらう方が性格的にあっているかどうか。
受験の重圧に耐えられない
私立専願の場合は、1月には受験が終わります。(地域・学校により違いがございます)私立の場合は事前にこれまでの成績を私立高校に提出し、その学校に学力が合っているのかのジャッジが行われます。私立高校の許可がおりたら中学校に連絡が入ります。その許可をもらえたら、願書を提出して当日の入試を受けます。ほぼ合格します。事前に入試を受けている様なイメージです。一方、公立高校は3月まで受験勉強が続きます。私立高校を専願で進学する場合は、合格ラインの点数などの基準が低く設定されています。学力別でみて、どのコース(クラス)で受験するのかを慎重に決めて下さい。専願だから、偏差値の高い上のクラスで入学できる!!っと安易に決めてしまうと、入学後に授業に着いていくのがしんどくなる子もいます。お子さんによっては、初めて受ける入試という制度に緊張とストレスを感じてしまう子がいます。性格によっては私立専願を選び、早く重圧から解放して楽しい高校生活に気持ちを持って行ってあげる方が良い場合もあります。
大学にいくのかいかないのか
方向は決まってないけれど、大学には進学するつもり。できたら、AO入試などを利用して大学に入りたい。私立高校の方が利用できる可能性は高い。公立に行くなら、成績上位が狙える高校にする。
大学には行かず専門学校(動物・服飾・美容等)なら公立高校。医療関係の専門学校は公立高校からでもいけますが、数学・英語等の学力が必要になる場合があります。
学校の校風
私立はやはり校則が厳しい所が多いです。(一部を除く)宗教的な行事があったりする所もあります。なにを重んじているのか学校の特色を事前に調べておいて下さい。私立・公立ともに、学校の色はかなり違います。わいわい元気で活発な感じかなのか、落ち着いている感じか。お子さんがどの色に合っているのかは、とても重要です。
我が家の場合は、息子が自分から勉強するタイプではなかった事。大学には行きたいと言ったこと。
学校見学に行った時に、息子がイメージを持てたらしく、『ここにする!!』っと目をキラキラさせながら言ってきた事で、私立専願を決めました!!
ちなみに、次男は縛られるのが大嫌い!!自転車で通える高校がいい!!っと自分で決めているので、自動的に公立高校に通う事になりそうです(受かればですが笑)
実際にその学校に通っている人(保護者の方も含て)リアルなお話を聞けたら尚良いですよね!!
経験者としてもう一つ、声を大にして言いたい事があります。
それは・・・。
親が決めてはいけません!!!!!!
一緒に調べたり、話をするのはもちろん大切です。
聞いてきたら、感じる事は言ってあげて下さい!!
でも、最後は子供に決めさせて下さい!!
大事なのでもう一回言います!!
最後は自分で決めさせて下さい!!
高校に3年間通うにはお子さん自身です。高校からは義務教育ではなく自分で選んで進んでいくのだと自覚してもらうチャンスだと思います。あと、併願で受験して、もしも公立高校に行けなかった時も失敗だとは思わないで下さい。あくまでチャレンジですから合否がでるものですが、失敗という言葉は当てはまりません。悔し泣きはするかもしれないけれど、それが今後の人生を大きく変えるキッカケにだってなります。どちらを選びどちらに行くことになっても、それは導かれたのだと思って欲しいです。進んだ先で、人生に大きく影響する出会いが待っているかも知れません。
私個人は大学に行く事が全てではないという考えです。目的があって大学に学びに行き、好きな仕事に結びつける事が出来るのなら、もちろん行く意味も価値もあります✨
専門学校に行く・大学に行く、どちらも子供が人生を楽しんでいければ正解なのだと思っています。
まとめ
最後までお読み頂き有難うございました。私立・公立、レベルも違えば、地域によってもいろんな見方があると思います。すべてに当てはめる事は出来ないので、どなたかの参考になればという視点で主観ではございますが記事にさせて頂きました。受験は受ける本人も親御さんにとっても人生の大きな節目です。ここに進んで良かったのだと思える学校を選んで、3年間笑顔で過ごしてくれる事を心から願っています。